アンデュマリの梶浦です。
今回で京の五山編は最終回になります。
今回の話題は鳥居形についてです。
京都には山に文字や図形をかたどった道のある山があり、
それらを文字・図形の数からこれら山を総じて五山と呼んでいます。
そして毎年8月16日に5つの山にかがり火を焚いて
先祖の霊をあの世へ返すというイベントがあります。
いわゆる五山の送り火というやつですね。
その五山とは
・大文字
・左大文字
・妙法
・船形
・鳥居形の5つです。
鳥居形の正式名称は曼荼羅山といいます。
鳥居形とは文字通り山に鳥居の模様が描かれています。
「ほう!それはおもしろい。是非見てみよう
と思って、見に行かれても、おそらく見ることができません。
厳密に言うとみえるのですが、
おそらく皆さんがイメージされている鳥居の形とは
程遠いものになっていることでしょう。
なぜか?
実はこの山に描かれた図形、
他の4つの山のものとは大きく違う点があるのです。
それは図形が天を向いて描かれているのです。
よって、かなり扁平に歪んだ形の鳥居しか見えません。
つまり、平地に住んでいる我々に
きちんと見えるように描かれていないのですねえ。
いったいどうしてなんでしょう??
鳥居の形をとった理由は、
愛宕神社の鳥居から来たと考えられています。
この鳥居は、108個の火からできています。
これは煩悩の数を表しています。
この鳥居形がいつの時代にできたものなのかについてですが、
「嵯峨誌」によると
『これは何時代より始まりしものか詳かならず』
と記されていて、いつから始まったのかわかりません
(「嵯峨誌」というのは現在発行されている季刊誌のことで
歴史的書物ではありません)
地元にも特に伝説などはないのだそうです。。
実は私、鳥居形が天を向いているのはナスカの地上絵など
で言われているような
天空へのメッセージか何かが込められているのではないか
と期待していたんですが・・・・
いや、現実とはそう理想的な
理由があるとは限らないものですねTT。。
しかし、
煩悩の数の火を焚いたり、
他にも多くの山々があったるにもかかわらず、
わざわざ描いた図形が天を向くような低い山を選んだり
していることから、
何らかの理由があるものだと思います
文献、口伝に残っていないということは、
逆に我々の想像力をかきたててくれます。
きっと、伝えられなかった歴史があるんだろうと。
皆さんは鳥居形を見るとき何を感じるでしょうか?
4週にわたりお贈りしてきました京の五山編はこれにて終了です。
これまで読んでくださった読者の方々には感謝の念が絶えません。。
次回から新シリーズが始まります☆
そちらのほうも、よろしくおねがいします








